LEDマトリクスを使用した時計です。
時刻表示を時/分/秒とし、数字がドロップダウン(下向きにスクロール)アニメーションしながら
書き変わる様は、見ていて飽きません(?)
最初は8x8ドットのLEDマトリクスを3つ並べたとき、外周が丁度60個のLEDとなり、
「これは秒針に使えるのでは?」と気づいたことから実験を開始しました。
ドット数が少ないと表現力に乏しいと思い、16x16ドットのLEDマトリクスを使うことを検討し、
ドライバ回路を配置してみたところうまく配線が通りそうということが分かったので、
本格的に設計を開始しました。
数字のドロップダウン・アニメーションは某ハンズで見かけた時計がヒントになり、
最下部のLEDの動きは振り子時計のようで面白いだろうと思い追加しました。
アクリルケースは3回目の再設計で今の型となり、今回はその際の問題点を修正したものです。
基板は大きく3ブロックに分割、それをうまく固定することで構造物としての一体化を計り、LED表示部には透明なアクリルパイプを使うことで外観に丸みを含むようなデザインを目指しました。
回路は小規模なCPUと最小限のIC,雑多なチップFETとチップ抵抗で構成しています。
電源・操作部と機能拡張部を別基板とすることで拡張の余地をつくり、特に機能拡張部はRTC+バックアップ電池以外にEthernetやGPSなどへの
換装が可能な他、SPIで接続するデバイスであれば使用が可能です。
これは可能性の一つとして、音声の周波数帯域毎の強弱をA/D変換して出力するICを接続し、ファームウェアをレベルメーターに書き換えたときの動作の様子です。